ディナンへ。

 

今日は朝イチからブリュッセル中央駅横の大聖堂に寄った後、 
ベルギーでまだ行ったことのなかったディナンへ行きます。
ブリュッセルから鉄道で南に向かうこと1時間半。
そういえばワロン地方を訪れるのは初めて。
列車の車内放送は完全にフランス語がリードしています。

ナミュールを過ぎると美しい川と並走。
日本で言えば飯田線、かなぁ。それにしても美しい・・・
思わず「世界の車窓」の主題歌を口ずさんでいました。

2面3線構造の小さな田舎駅、ディナンに到着です。

アントワープのような圧倒的存在感とは逆に、ホッとします。

 

今はこんなにも美しいディナンの過去には、
実は戦いと多くの血に洗われた時代があったそうです。

その傷跡は旧跡「シタデル」(城塞)に残るのみ。
今は満々と水をたたえゆるやかに流れる川、
そしてここに生まれ楽器「サックス」を創り出した
アドルフ・サックス氏の名を頂いた通りを行き交う笑顔が
この街の今日を紡いでいます。

「シタデル」に上ってみます。ロープウェイか徒歩を選べますが、

崖の上にそびえ立つ城塞だけあって、この急勾配で400段超。
迷わず徒歩にしました(自殺行為ですが思い出作りです!)

10分後、この3年間で一番の息切れとともに登頂。
ディナンの街が一望できました。

これもまたヨーロッパらしい風景です。

下りはロープウェイで。ホント、転げ落ちそうな勾配なんで。

川沿いの遊歩道を少し下流に向かってみました。

おっ、堰があります。
そういえば鉄道もナミュールを過ぎてからは上り勾配。
何らかの治水は必要かも知れません。

へぇー!これは珍しいものを発見。閘門ですね。
パナマ運河の写真で見たことはありましたが・・・

堰の上を渡って対岸を逆に上って行くと、
白鳥が熱心に毛繕いをしていました。人間には無関心。
そういやドイツでもベルギーでも白鳥をよく見ます。
「みにくいあひるの子」を思い出しました。

小さな街、ディナンはまだ探求できそうですが、
今日はベルギーでフルフルに過ごす最後の日なので
早い目にブリュッセルに戻ることにします。
1時間に1本の列車がちょうど駅にいたので乗り込みます。

列車は来た道を戻るだけ。
一眠りする間にナミュールを経てオッティジニーへ到着。
ワロン地方の田舎らしい風景はここで終了し、
列車はここからブリュッセル近郊へと入っていき・・・
あれ?列車がなかなか発車しません。
しばらく待っていると車内放送がかかりました。
この先で列車故障があり運転抑止がかかっている模様。
さらに車掌が面白いことを言いはじめました。

「停車予定のブリュッセル・リュクサンブール駅と
ブリュッセル・シューマン駅は通過します。」

運転抑止なのに通過?と疑問に思っているうちに発車。
20分後、交換のため運転停車した小駅の名前を調べると、
何とこの列車、往路とは違う路線を経由して
かなりの大回りでブリュッセルに向かっているようです。
上記2停車駅は通過どころか経由さえしないのです。
そんな変則運転を急にやってしまうベルギー国鉄って・・・

結局30分遅れでブリュッセル中央駅に戻ってきました。
何かスゴイのかダメなのか、よう分からんぞベルギー国鉄。

 

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