長く、つらく、神経を摩耗しまくった1日の始まり。
8時過ぎ:
起床。ロビーにいくと、横のレストランに朝食が。
どうも某旅行会社主催のツアー客にだけ用意されたらしい。
(旅行会社が交渉した模様)
一体、ここはどこなんだ?と外に出てみると、
その旅行会社の現地係員が煙草を吸ってたので、
何か状況知ってたら教えてもらおうと思って
「大変ですね。ご苦労様です」と声をかけてみた。
すると彼、「レストランで朝食食べてください」と。
「いや、僕たちそちらのツアーじゃないから」
「いいです、おふたり人数に入れときます」
労いの言葉が嬉しかったのかなぁ・・・
ともあれ、彼の口効きで朝食ビュッフェをゲット。
メッチャ旨いわけじゃないけど、
ちゃんと人の手で作られた食べ物が嬉しい。
10時:
近くのデパートに買い物に行く。
もうこうなったら13時までは楽しむしかない。
会社にはさっきメール入れておいた。
日用品が普通に安いなぁ。 少し買っておくか。
13時:
荷物をまとめて、部屋からロビーに移動。
14時:
待てど暮らせど、バスは来ない。
その間に日本の全日空に電話して成田行の確認をすると、
今夜の成田行はファースト、ビジネス、エコノミーすべて満席。
それどころか、何と昨夜乗れなかったバンコク発成田行の
航空券が無効になっているという。
理由は「NO SHOW」、つまり連絡無しの不搭乗。
昨日の状態で連絡するのは無理でした、と説明すると、
「昨日、何があったのですか?」
・・・もう開いた口がふさがらない。
すべて一から説明し(担当者は事故のことさえ知らなかった)、
上司に相談させるも先方の説明は変わらず、
「最初のプーケット〜バンコク行が飛ばなかったのが原因だから、
その便を運航するタイ国際航空に成田行を手配する義務がある。
だからプーケット国際空港でタイ国際航空に要請せよ」
ホンマかいな、何か話がオカシイと思うぞ。
15時:
タイ国際航空からの追加張り紙が掲出される。
先ほど空港が再開されたらしい。バスは間もなく。
16時:
ホンマに今日中にここを発てるのかな、と
不安になり始めたころにバスが到着。
待ちぼうけでグッタリした客が多く、
バスに乗る表情にも怒りより疲労が浮かぶ。
17時過ぎ:
プーケット国際空港に再び到着。
朝からのフライトを順次飛ばしているので大幅に遅延中。
航空券を提示して説明すると、
20時50分のバンコク・スワンナプーム行に乗れるという。
ただし、やはりバンコクから成田へのフライトは保証しないと。
全日空から聞いたことを説明すると首をかしげながら、
ではバンコクのタイ国際航空カウンターで聞け、と。
ちょっと話がややこしくなってきたぞ・・・
18時半:
プーケット国際空港のラウンジにて状況を再確認。
・バンコクから先は昨夜も通常通り運航。今夜もそう。
・乗り継ぐ2つの便が同じ会社の運航なら、乗り継ぎ先の便も保証。
別会社の場合、それぞれの会社が対応、という説が有力。
つまり全日空の説明と異なる。
21時20分:
定刻より30分遅れて、バンコクに向けて離陸。
乗り継ぎのことがかなり心配。航空券無効とか冗談じゃない。
22時45分:
バンコク・スワンナプーム国際空港着。
乗り継ぎ便が決まってないので荷物をピックアップ。
タイ国際航空のカウンターに行ってみると、絶望的な長蛇の列。
仕方がないので最後尾に並ぶ。
23時55分:
一向に列が前に進まない。もう離陸1時間前になった。
係員を捕まえて事情を説明し、行列をパスしてカウンターへ。
係員、航空券を見てひと事
「これはタイ国際航空のものではない。全日空へ行け。」
うんざりしながら全日空から受けた説明をすると、
「それは間違っている。全日空のカウンターへ行け。」
いい加減キレるぞ!
23時5分:
全日空のカウンターに到着。
23時55分成田行のチェックインは10分前に締め切っており、
既にカウンターには係員の姿がほとんどない。
唯一係員が残ってたカウンターに行き事情を説明すると、
「これは最初のプーケット〜バンコクが・・・」
ついにキレた。
しかし冷静に、冷静に交渉する。
「全日空からは『タイ国際航空が手配すべき』、
タイ国際航空は『全日空が手配すべき』と言われました。
私たちはあと何往復、あなたたちの間を行き戻って
同じことを聞けば良いのですか。
私は乗客です。伝書鳩ではありません。
ここであなたがタイ国際航空のカウンターに電話して、
直接どちらの言ってることが正しいのか確認して下さい。
あなた達はスターアライアンス加盟社として、
乗客をきちんと乗り継がせる義務があるはずです」
係員氏、ちょっと嫌そうな顔で電話をし始める。
間もなく係員氏の表情が変わり、何か相手に向かって
猛然と主張(抗議)のような口調に変わっていく。
10分後、電話終了。
「タイ国際航空は絶対に航空券を準備しないと言ってる。
でもそれは明らかに彼らのルール理解の不足であり間違いだ。
しかし成田行に乗るにはもう本当に時間がない。
ひとまず座席が用意できるか調整してみるが、今は満席だ」
とチェックイン端末を猛然と叩き始めた。
23時20分:
「1人だけ座席が用意できそうだ。それで良いか?」
「いや、断る。だったら明日の便を2人分用意して欲しい」
23時30分:
もう離陸まで20分しかない。今夜は無理だな・・・
と半ば諦めていたその時、係員が白紙の搭乗券を2枚手に!
端末に差し込み始めた。いけるか、いけるのか・・・?
「何とか2人分、席を用意できた」
よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
「ただし隣り合わせではないが」
そんなん構わへんって!早く搭乗券をくれ!
ただし荷物の預け入れは時間切れで、もうカウンターでは不可。
オーバーサイズの受付カウンターでならまだ預かれるので、
そこへ係員が誘導するという。
ごった返す空港の中を3人で走る、走る!
あーっ、途中でVAT(付加価値税)の払い戻しに寄らねば!
税関に行き、用紙を出すと
「これは昨日プーケットで出国したことになってるが?」
だーかーらー!お前ら昨日起きた事故を知らんのか!?
またもやかくかくしかじか説明し、何とか承認印をもらう。
23時40分:
荷物を預け入れ完了。
係員と握手して今度は出国カウンターへダッシュ!
23時42分:
出国カウンターは意外に空いており、クリア。
搭乗ゲートへ向かって走る、走る!
23時48分:
ゼーゼー言いながら、何とかゲートに到着。
するとまだ多くの搭乗客がいる。間に合った・・・
ほとんどへたり込みながら表示を見ると、
「出発20分遅れの予定」
だ、脱力・・・ホントにへたり込んでしまった。
かくして何とか翌日の成田行に搭乗成功。
帰路のフライトは気絶寸前でほとんど覚えてません。