スリウォン・シーロム地区に「パッポン通り」という繁華街があります。
もっとも繁華街と言っても夜に限った話で、朝から昼間は
バイオハザードに出てきそうな、さながら「死街地」です。
これが夕方になると、どこからか作業員の男たちが集まってきて
感動するほどの協調性で屋台の骨組みを組み上げていきます。
2面3線の屋台を組んでるので、店は4筋できるわけです。
これが先ほどの通りの端から端まで、2~300mに渡っています。
号令のベルで動く男の数、ざっと150人以上はいますね。
ホントに、あれよあれよという間にできていきます。
で、夜通し営業した後は朝までに完全解体してしまうのです。
つまり夕方に組み上げ、明け方に完全撤収、という行為を
毎日繰り返してるという。な、何という非効率性!
しかもこの屋台の店が売っているのはほとんどすべて非正規品、
ぶっちゃけブランド物のTシャツや時計その他のコピーです。
当然こちらでも非合法なんですが、当局は見て見ぬふり。
パッポンに毎夜現れる、非合法の一夜城。
ダメなことですが、今年も健在なことに少しホッとしたりして。
いつもと同じ景色を眺めつつ、今年も残すところわずかです。


