今月のCOURRIER JAPONがかなり面白いです。
冒頭のインド特集もそうですが、もっと面白いのは表紙の左下。
オバマ氏の勝利演説を分析し徹底解説するという試み。
レトリックや文書構成、単語選択に至るまで、
一つひとつ丁寧に取り上げて解説を加えていましたが、
読んでみて実は驚きはありませんでした。
いちおう中学生の頃から英語スピーチを専修してるので、
このレベルの内容は自分で分かります。
オバマ氏のスピーチは基本的に27歳の某スピーチライターが
書いていますが、なかなかの書き手だと思います。
聴かせるための表現上の創意と工夫、
そして分かる人には分かる過去のスピーチへのオマージュ。
これだけの長さを活かし、かなりの仕掛けが使いつつ
ひとつの確固としたストーリーを組み上げています。
素晴らしい仕事をしていると思います。
こうやって分析的にスピーチを見つめること、
明快な目的と細やかな仕掛けをもってスピーチを書くことは
とても面白く、またレベルの高い仕事だと思います。
ただし残念ながらこういうことをちゃんとやってる人は、
日本の政治家や企業トップにはほとんどいないでしょうね。
やっていれば、そのスピーチは人心に残りますから。
僕は元々趣味でスピーチライターの訓練を10年受けて、
後に仕事でコピーライターになりましたが、
今回の記事を読みオバマ氏のスピーチを聴くにつけ
やっぱり前者の方が何倍も面白いと改めて思いました。
スピーチライターやイメージコンサルタントが
ちゃんと仕事になる国になって欲しいです。日本。
