これはなかなかの名器。

新しいベース購入を検討中の友人から相談を受け、某楽器店へ試奏しに。


Atelier ZのM-245。定価だと245,000円ですが、20万円ちょいで手に入るようです。

持ってみた感想「えっ、軽っ!」。
木目見りゃアッシュ材なのは明らかなので重くはないだろうと思ってましたが、
ジャズベタイプのフルサイズボディから想像するよりもずっと軽い気が。
普段弾いてるのがマホガニー材やハードメイプル材なので、
(しかもそのうち2本はチタンのネック補強が入ってるなぁ 汗)
その重みに慣れてしまっているのかも知れません。

弦高は、よほどベタベタが好きでない限りこれで十分と思われる低さ。
おかげで押弦はかなり楽です。フィンガリングも軽くさばけます。
デフォルトでこの低さってことは、よほど精度に自信があるんだろうなぁ。

ピックアップフェンスは見た目がいまいち好きでないのと、
演奏時に邪魔そう(僕はネック側PU上にポジションすることが多い)で
これまで付いてるベースをキチンと弾いたことがなかったのですが、
今回しっかり試奏して考え方が変わりました。知ってる人にとっては当然ですが・・・

スラップ奏法が非常にやりやすいんです。

僕は普段、スラップはアタック後に親指を1弦側に逃がすタイプですが
しっかりした音が出る代わりにTPM180の8分音符ルート弾きや
Marcus Millerのナンバー頻出な32分音符ゴーストノートなど
サムピングダウンが連続する=素早い手首の切り返しが必要な際に
ちょーっと苦しくなってきて息が詰まります(苦笑)

けどこのフェンスがあれば、親指の付け根〜手首をここにヒットさせることで
その反動を使ってアタック後の親指をすぐ弦の上に跳ね戻すことができ、
上記のようなフレーズを弾くのがグッと楽になるんですね。これは驚きました。
うちのヤツも付けようかな・・・

音はヌケが素晴らしく、輪郭がしっかりした固めの音が出ます。
Atelier ZオリジナルPUの特性はよく分かりませんが、
プリアンプがBartolini XTCTであることは一目(一聞?)瞭然です。
いわゆるドンシャリですが、全域にわたって感じるザリッとしたキメ、
プルしたときの硬質ながらもブリブリした感を出す上で
中域が控えめながらもうまく働いているように感じられます。
低域も非常にクリーンで、ブーミーな感じはありません。

結論。これ欲しい(笑)かなり良いと思います。

このAtelier Zと深く関わってきた名ベーシスト、青木智仁氏(故人)。
彼の軽快で洗練されたプレイを聴けば、その味付けの方向性に納得します。
ロック系やファンク系、フュージョンでもCASIOPEA系のパワープレイなら
僕が今メインで弾いているTUNEのTWBやTXWTの方が良いですが、
ジャズやフュージョンでもDIMENSION、T-SQUAREなど
ブラスとアンサンブルするプレイならこっちの方が遙かに良いです。

買ったらしばらく貸してよ、S君(笑)

Leave a Comment

Please note: Comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.