スティーブン・キング氏の書くストーリーが好きです。
なんて書き出すと「なんで小説カテゴリーに投稿せんの?」と思われることでしょう。
正確に言うと、「スティーブン・キング氏が原作の映画が好き」なんです。
彼のファンの多くは
「彼のストーリーは小説で読んでこそ。映画は原作の世界を描き切れていない」
とおっしゃるようです。
僕も彼の小説は原書で数作読みましたし、確かに小説ならではのパワーを感じました。
けど、映画になったときも結構見られるというか、
それはそれでなかなか面白い作品に仕上がることが多い気がするのです。
彼の文章には映像的発想をインスパイアする力があるのかも知れません。
ということで今日、「ドリームキャッチャー」を観ました。もちろん原作は彼。
ロードショーのときかかっていたTVCMがよくできており期待感を煽りまくられたのですが、
時間の都合がつかずに観に行けなかったのです。
ワクワクしながらDVDをセット・・・
2時間後、テレビの前で僕は苦笑いしてました。正直に言います。
ハズレでした・・・いや、最初の方は良かったのに・・・
特殊な能力を持つ幼なじみの4人の男。
その能力を持つに至った過去のある出来事とは何なのか。
一方、彼らが遊びに出かけた森で、なぜかゾロゾロと森から逃げていく動物たち。
そのすべての顔にある赤い傷。
やがて彼らは、同じ傷を顔に負った老男女を見つける・・・
伏線がビシビシと張られていく快感にゾクゾクしながら観ていたのに。
すべてはエイリアンが出てきた時点でオジャン。
何だよ、このB級の香りがプンプンするグロテスクなエイリアンは?
幼虫は人間や動物に取りついてその中で育ち、やがてその体を破って外に飛び出してくる。
何かどっかで観たぞ、この手のヤツ。「エイリアン」+「遊星からの物体X」÷2だぞ、まるで。
それで、一体どういうストーリーやの?
何なに?地球を侵略しに来たエイリアンとの戦い?それホラーかぁ?
浅い〜、グロい〜、安っぽい〜・・・はぁ、ガックシ。
子どもの頃、染み込むような強烈な恐怖感におののいた「シャイニング」。
悲しきホラー「デッドゾーン」。
心が洗われる「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「スタンド・バイ・ミー」。
じわりじわりと追い込まれていく「痩せゆく男」。
ちょっとテレビっぽいけど爽快な「バトルランナー」。
モダン&インテリなミステリー「ランゴリアーズ」。
みんなみんな、面白い作品ばっかりだったのになぁ。
彼原作でこんなに面白くない映画に出会うなんて、想像してなかったからショック。
いや、彼に限って原作がダメというのはあり得ない。
多分映像化する時点でワケ分からんことになっちゃったんだろうなぁ。
一度原作読んでみようっと。
あぁ、これで「絶対安牌」映画のサインが一つ減ってしもうた。トホホ。