ここ5年ほど、よく飛行機に乗ります。
生活の事情により東京〜大阪はホントに頻繁に乗りますし、
そもそも旅行が好きなのでそれ以外の国内外いろんな路線に乗ります。
クラスもエコノミー、国内線アッパークラス、国際線Cクラス・・・
で、最近気付いたのが、
JALとANAでは「サービスポリシー」がかなり違うんじゃないか、ということ。
ちなみに僕は、ANAの姿勢に賛同します。
長年のライバル関係にある両社は今まで、
いろんな点においてほぼ同内容のサービスを掲げて真正面からぶつかってきました。
一方が何か新しいサービスを始めると、もう一方もほぼ同じことをする。
早期割引しかり、バーゲン運賃しかり、マイレッジしかり・・・
しかし数年前、国内線アッパークラス(SS)の施策について両社が行った改革は、
ほぼ真逆と言っていい内容。これには驚かされました。
JALは従来のSSをサービスダウン&コストダウンする方向に動きました。
よりシートピッチを詰め、座席サイズを小さくし、座席数を大幅に増加。
従来のSS料金より大幅に安い1,000円で乗れる「Jクラス」を新たに創立。
「もっと手軽に、一クラス上のくつろぎを」といったコンセプトです。
それに対して、ANAは従来のSSをサービスアップ&コストアップ。
値段も若干値上げ(5,000円前後)した「スーパーシートプレミアム」を創立。
「究極のくつろぎを」といったコンセプトかな。
両方とも相当乗った、あくまで僕なりの結論は、
「Jクラスの1,000円は払う価値なし。SSプレミアムの5,000円は考えてもいい。」
だってね、Jクラスってくつろげないんだもの。
1,000円と敷居が低いため、いろんな性質のお客が乗ってきます。
ワーワー騒ぐ子供もいれば、酔っぱらって声高に話す団体客もいる。
しかも席数が多いから、そういう客もイッパイいるわけで、
わずかにシートサイズ&ピッチが上回っている以外はまるでエコノミーの喧騒。
「くつろぎ」を生み出す「(明らかな)余裕の空間」「静けさ」がないのです。
一方、SSプレミアムは確かに高いですが、
アコモデーションはエコノミーに一線、いや二線を画します。
また、高いが故に客がある程度「大人」に絞られてきます。
(もちろんアホなオッサンも見受けられますが、毎回は遭遇しません)
さらに席数が少ないため、ノイズレベルも下がります。
「くつろぎ」感は、JALのJクラスの比ではありません。
僕は一定の差別化レベルを超えない付加価値には、
例え安いお金であっても払う気になれません。
だからJALのやり方には賛同できません。
あと、これはちょっと別の話になりますが、
JALのフリークエントフライヤーに送られるアップグレード券は、
国内線のエコノミーをJクラスにする場合しか使えません。
ANAの同様のアップグレード券は国内線・国際線ともに使えます。
つまり国際線のエコノミーをビジネスクラスにすることもできます。
それとJALのラウンジでPCをネットにつなぐ場合、
原則としてアナログ回線を用いたダイヤルアップ接続です。
(無線LAN可、と言う場合も実際はほとんど容量不足)
ANAのラウンジは主な空港では無線LANが整備されており、
かなり快適なスピードでネット利用ができます。
どう考えても、ここ2,3年はANAの方がサービス上。
JALに競争する気があるのかどうかさえ、怪しい。
というのが、僕の私感です。